ドM系の女性と出会い系で知り合った。縛られるのが好きだということは会う前からわかっていた。一度プレイしようという話になり、どんなことしようかとメールで話し合う。
「放置プレイっていうんですか? あれ一度体験してみたいです」
「縛ったままで?」
「はい。少しキツメで」
放置プレイは別の女性とやったことあるけど、お互いじわじわと長い時間をかけて楽しむのに持ってこいのプレイだ。たとえば3時間放置したら3時間気持ちがいい。3時間かけてゆっくりオナニーしているような感覚になる。
「いいよ、それやろう」
大人しそうな彼女は放置プレイに向いている。久しぶりに楽しめそうだ。
プレイの場所は俺の実家。両親と3人暮らしだが、その日は親二人で買い物にでかけて3~4時間ほど戻らない。その時間を利用して彼女を廊下に放置することにした。
「よろしくお願いします」
「容赦しないよ」
俺は彼女を裸にすると、リクエスト通り太い縄できつく縛り、廊下に放置した。親が帰宅したら真っ先に彼女に目が行く好位置。
「親は何時に帰ってくるかわからないからな。もし親が帰ってきて何をしているのかと聞かれたら自分で説明するんだな。私は縛られて放置されることに歓びを感じる女なんですってね」
俺はリビングでテレビを見ながらくつろいだ。たまにトイレに行くときに彼女の横を通るが無視。放置プレイの鉄則は、女に気を留めてはならないことだ。見つめたり声をかけたりするのは言語道断。そこあるのは単なる置物なのだ。いや、そこには何もないのだ。
2回目のトイレでちらっと見たが、彼女の白い身体が紅潮していた。恥辱と興奮の中で目もうつろ。
「うええん・・・」
ときどき泣き声のような声が聞こえてくる。
「だめです・・・もうだめです」
唸りながら身体を転がしているのがリビングにいてもわかる。俺は様子を伺いながらオナニーした。
すでに4時間が経過していたこともあり、彼女の様子を見に行った。すると彼女はお漏らしをして下半身が尿浸しだった。
「しょうもないメス犬だなお前は」
そのお漏らしのおかげで、彼女は親の目に触れずに済んだ。俺は彼女を解放し、尿だまりを雑巾で拭いた。
「ありがとうございました」
下半身を尿で濡らしたまま彼女が俺の家を出て行く。するとちょうど行き違いに親が帰宅した。
「今の女性誰だ。知り合いか?」
と父親。
「セールス。非常用の紙オムツの紹介だってさ」
「そうか。非常時であってもオシッコ漏らすわけにはいかんからな」
と父親がにこやかに笑いながら廊下をひたひたと歩いた。