女性のハイヒールを見ると踏まれたくなるのは俺だけだろうか。電車の中だろうと街の一角だろうとハイヒールを見た瞬間、顔、腹、尻、そして陰部への踏み潰しを妄想してしまう。そして勃起するのだ。
ハイヒールに踏み潰されたい。
だがハイヒールを履いている女性に「踏み潰してくれませんか」とはお願いしにくい。10人中10人は相手にしてくれないだろう。
俺は出会い系で相手を探すことにした。出会い系であれば自分の性癖にフィットするパートナーを探しやすい。
そして登録から2週間でSMプレイの経験があるという20代の女性と出会った。昔風俗でS嬢をやったことがあるという事実上のプロ。女王様と呼んでも遜色ない女性だと思われる。
「ハイヒールがお好きでしょ」
彼女がメールでそう聞いてきた。どこかのCMで「ウイスキーがお好きでしょ」というのがあったが、それをもじったコピーだろうか。
「死ぬほど好きです」
そう返した。
金色のエナメルのハイヒール。踵が高く先が尖っている。彼女によると、店にいたときこれと似たハイヒールをプレイに用いたらしい。俺は一糸まとわぬ姿になると、床に横たわった。彼女は真っ赤なセクシー下着にハイヒール。そそられる。
「女王様の施しを受けたく思います」
「それならまず土下座しな」
俺は彼女の前で土下座し、頭を床にくっつけた。すると後頭部に固いものがゴツリ乗ったのである。
「頭(ず)が高いよ。もっとほら・・・床にこすりつけな」
ハイヒールでグリグリ押さえつける。
―ああ・・・これがハイヒールの踏み潰しか。この感触を待っていたのだ。もっと踏んでほしい。痛めつけてほしい―
それから顔、胸(踵が乳首に当たる)、太股、尻と踏み潰しの刑が続いた。そして最後にペニス。すでに勃起していたペニスに容赦なくハイヒールが迫ってくる。痛いが前立腺を攻められると気持ちいい。
そのまま射精したが、精液の一部がハイヒールの踵に付着した。
「汚え液出しやがって」
彼女は踵を床にこすりつけた。
俺はうっとりした目でその仕草をながめた。