出会系サイトのハッピーメールで知り合った真由という女がいた。
25歳で結構美人だ。高校時代から大学にかけてバスケをやっていたようで体の締まりもよく、どこかピチピチしている。知り合ったときすでに処女でなかったのが、相手は誰だったか覚えていないという。
「合コンのときに死ぬほど飲んじゃって、そのままホテルに数名で連れ込まれて……」
「レイプされたんだ」
「最初は介護のつもりだったんだろうけど」
「ショックだった?」
「当時はね」
ほんの数年前の出来事のはずだが意外にケロっとしている真由。ひょっとしたら過去の屈辱に笑顔で必死に耐えているのではないかと、俺は真由に優しくした。思い切り愛情を与えた。
ところが真由が浮気したのである。真由のスマホのメール履歴を偶然見て知ったのだが、この男は誰だと追及しても答えない。ケロッとして「あんただけが私の男じゃない」と言う。
これにはムカついた。
俺がどれだけ愛情をかけていると思っているんだ。
俺は制裁することを考えた。
レイプの過去を想い出させ、さらに苦痛を与える制裁を。
―縛った上で強烈なイラマチオをお見舞いしたろか―
俺自身、イラマチオに興味はあったがずっとできずにいた。
報復とかねてからの願望を同時に実現できる。
「俺の悲しみがわかってるのか」
「だったら謝るよ、ごめん……これでいい? 気が済んだ?」
「そんなんで気が済むわけないだろう」
「だったらどうしたらいいの」
「下着脱げ」
「またエッチすんの? 今日はもう三回目だよ」
「別のことをする」
真由は汗で湿った下着を剥がすように脱ぐと、セミロングヘアをかけ上げてベッドで女座りになった。
俺はすかさず鞄からロープを取りだし、獲物をとらえるように真由に飛びかかった。
「きゃっ、ちょっと……なに」
腕と胴体をいっしょくたに縛り、上半身の自由を奪った。体を倒し、余ったロープで足を縛る。ばたついて難儀したが、数分後、緊縛が完了。
「SMの趣味なんてあったっけ」
「俺の趣味はイラマチオだ」
そのとき真由の表情に戦慄が走る。真由はそのプレイの恐ろしさを知っているようだった。
「口開けろ」
「いや」
「開けないとその姿を写真撮ってネットにばらまくぞ」
「くくっ、卑怯」
「口開けろ」
真由は口を「あ」の字にした。
既に勃起しているチンポをその口の中にぶち込み、強烈な前後運動を始めた。
「うごおおっ おええええっ」
空嘔が起り、顔を蒼白にし、唾を吐き散らす。
逃れようにも緊縛されているため身体は動かず、顔も動かない。
真由はそのときオナホに変わっていた。
涙を流し胃液を吐き、苦悶の末に俺の射精を喉で受けた。
「あの日も同じことをされた気がする」
真由はベッドにうつぶせになって泣いた。
俺の緊縛イラマチオは、二重の苦悶を真由に与えた。
かわいそうなことをした気もするが、浮気した女はそのくらいの制裁を受けて当然。
あれから真由には会っていない。