最近ハマっていることがある。
蝋燭責めだ。
出会い系PCMAXのアダルト掲示板で知り合った彼女とは折に触れてSMプレイをやった。彼女はMで俺がSなので仲良くプレイできている。セックスせずにSMに興じ、プレイの途中で互いにオナニーして済ませることもあった。責めて責められるのが好きなカップルだから、そういう日もあるのだ。
「蝋燭責めやってみたい」
「興味あるけど火傷しないかしら」
「SMプレイ用に作られた蝋燭は低温蝋燭といってね、普通の蝋燭より熱くないんだ。垂らしても火傷しないし跡も残らない」
しかしよくこんなものを開発したものだと思う。
人間の性的快楽追求のたくましさに脱帽。
ベッドの上に全裸で仰向けに寝かせ、目隠しをする。
プレイのときは必ず目隠しをするので、今回も同じだ。目隠しは料理でいう隠し味のようなものだ。ひひ。
俺は赤い蝋燭をポタポタと白い肌に垂らしていった。
「あんっ……あつぃ」
興奮した。
蝋燭の斑点が花びらのように見える。
彼女の腹が出たり引っ込んだりする。
乳とマ×コはメインディッシュであとに回し、俺は彼女を反転させて尻に垂らした。
彼女は丸くかたちのいい美尻の持ち主で、そこに蝋燭を垂らすのは格別だった。美尻を占領しているという気になる。
そしてまた反転させ、いよいよメインの場所の攻略に移る。
乳……。
乳首に垂らすと、彼女はよがっていやらしい声を出した。
「うふんんっ、アンッ……乳首がジンジンするうう」
萎んでいた乳首が蝋燭の熱によって勃起し、ぴんと跳ねた。さらに垂らし、ピンク色をぎとぎとの赤に変えていく。しまいには蝋と乳首がひとつになって、高く盛り上がった。
そしてマ×コ。
思い切り股を開かせ、まんぐり返しの恰好をさせ、陰唇と恥丘にポタポタと赤い蝋のお見舞いだ。
恥丘におちた蝋は縮れた毛にそって下に流れて固まる。毛の上のほうで固まった蝋は、さながら樹木にかかった赤い雪だ。大好きな恥丘がいつもと違う表情を見せていることに感動。そして興奮。
「綺麗だぞ」
「ビラビラのところが熱くて」
薄茶色の小陰唇と膣口あたりには赤い液体で塗れ、乾燥を始めたときには、一種のマン滓のようにもみえ、赤いものだから重い病気に罹っているようにも見える。
ところでクリトリスには垂らさない。
なぜなら、これから二人でオナニーするからだ。
そこは彼女のオナニーのために残しておく。
「オナニーしようぜ」
俺は赤い斑点に塗れた彼女を見ながらオナニーし、彼女は蝋燭責めで弄ばれている自分に興奮してオナニーする。
蝋燭責めをして知ったことがひとつある。
男は女体に蝋燭を垂らすことで、女体を舐めつくしているのだ。
蝋燭責めの「蝋」は、男の舌なのである。