出会い系で知り合ったその女は目隠ししてセックスするのが好きらしい。
何も見えないから男の表情を確認できないばかりか何をされるのか視覚的に認識することができず、されること受ける刺激すべてが新鮮で驚きの連続で、大きな快感につながるという。目隠ししないセックスより、目隠ししたセックスのほうが倍は感じると彼女はうっとりした目で語った。半年ほど前に交際していた中年男が女に目隠しをするのが好きで、最初は抵抗があったが、2回目からハマったという。
それに目隠しをするとエッチな気分になりやすく、エッチ妄想が浮かびやすいらしい。
真っ暗闇の中で頭に浮かぶのはエッチなことばかり。私ってこんなに淫乱な女だったのかしらと、エッチなことをされることを想像してしまう自分が嫌になったほど。
目が細くてぱっと見滑稽な顔をしているが、目隠しをすると妖艶な女に変わった。彼女は目隠し美人だ。
俺はすぐに目隠しをするよう命じた。
「このままラブホに行かないか」
「ええ・・・? 目隠ししたまま?」
「絶対にはずすなよ」
俺は視覚障害者を誘導するように喫茶店を出ると車に乗せ、ラブホにむかった。助手席の彼女は急に無口になったが、それは恐怖からくる沈黙でなく、エッチな妄想からくる静かな陶酔なのだということは、さっきの彼女女の告白から明らかだった。
そのままラブホに入り、彼女の手を引いて部屋に入る。
「どんな部屋かしら」
「想像するんだな・・・けっこいうエロい部屋だよ」
そこでセックスを始めた。もちろんシャワーなしで、服を脱がすのも手伝い、何も見えない彼女をセックスに誘導。そのまま女の快楽の世界に突き落とした。
目隠しをしたままセックスをする彼女の姿態はすごかった。
今まで出会い系で知り合った何人かの女とセックスしてきたが、彼女ほどメス犬のようななった女は今までいなかったと思う。
目隠しはそこまで女を変えるのだろうか。
2時間ほどプレイしてラブホを出たが、彼女はいっさい何も見ていない。
このプレイは病みつきになりそうだ。