鈴の音を聞くと、あの女とのSMプレイを想いだす。
あれは約2か月前。出会い系サイトで知り合った女とソフトSMプレイに興じていた。場所はラブホ。彼女は乳首が感じやすく、チクニーだけでイケると自慢していた。
「乳首攻めでイカせて欲しいの…舐めたり転がしたりするだけでなくて、つまんだりひねったり、甘噛みとかしてほしい」
これが「SM」になるのかどうかわからないが、多少きつめの刺激を加えないとチクニーだけでは絶頂に行けないようだ。
広い意味でのSMになるのだろうか。
俺はある器具を使うことを提案した。
「ニップルクリップはどうだ」
「あれ、痛そう」
「だからいいんだ…SMだから多少は痛くないと面白くない」
後日のプレイで、俺はニップルクリップを持参した。クリップ部分はアジャスターで挟む強さを調節できるようになっていて、刺激を加えるために50グラムほどの銀玉の重りが付いている。そして重りには「鈴」もついている。
日ごろのチクニーで肥大した彼女のデカ乳首に、そのニップルクリップを装着した。
「痛い…これ、やばあい」
眉をひそめる。
動くと、鈴がチロリンと鳴る。
痛みのせいで彼女の体は前のめりになる。乳首は重りで引き延ばされ、牛の乳首のようにだらしなくなっている。
俺は意地悪して乳首を揺らす。重りが振り子のように上下左右に揺れ、鈴が鳴る。
チロリン…チリン…チリリン
「ううう…痛いよ…痛いよ」
「気持ちいいか」
「痛いだけ」
「そのうち癖になるさ」
ニップルクリップをぶら下げた状態で壁に手をつかせ、尻を突き出させて、後ろから立ちバックでハメた。舐めても触ってもいないのだが、性器はじゅくじゅくに濡れていた。ニップルクリップで彼女はあきらかに興奮していた。
ズコズコと穿つと、鈴が鳴る。尻を叩く音と彼女の黄色い声、そして鈴の音が混じり、淫猥な響きになった。
パンパンパン…パン
「あんっ あんっ あーっん!」
リリン リロリン リンリン リン
彼女はニップルクリップが嫌いではなかったようだが、これでイケる気はしないと苦笑した。
そんなわけで、互いの趣向が合わずに数回のプレイで別れてしまった。
今でも鈴の音を聞くと、彼女のデカ乳首が瞼に浮かぶ。